テイスティングについてのあれこれ
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作成日時 : 2009/03/12 07:50
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実質4年近くとりかかっていました(こんなにかかった原因はもちろん私です!)ワインテイスティングの本が出版になりましたので、今回はさりげなくタイアップ気味の内容で進めたいと思います。
↑やっと出ました『Le Degustation「ワイン テイスティング」』(ミュゼ・刊/税込3,570円)
テイスティングとは、目的があってこそのものなので“おいしい飲み頃のワインを安く飲みたい”というのがワインの味見の基本・出発点だと思うのですが、プロとしましてはそれ以外に、飲み頃の確認→今飲んでいいのか、もう少し待つべきなのか、早く売り切らないと落ちてしまいそうなものなのか、巷の評判どおりなのか、そうではないのかなど(?)、ゲストに勧める立場としていろいろな観点からの総合の判断が必要になります。
@テイスティングのやり方について
午前の10時ごろ、朝日が直接当たらないような、それでいて十分明るい場所で、というのが昔から言われてきたことで、あまりおなかが空き過ぎていない状態で、精神も安定して行なうこと(!)とあります(大事なポイントでもあるし、まあ当たり前のようでもあるし…)。
A経験が一番大切?
「直感的に感じるんです!」という方もいらっしゃるとは思いますが、ある程度ワインを飲んで行くにつれて、そのワインがどの辺にいるのか、すなわち飲み頃や価格についても、より正確に理解していくことができるのではないかと思います。
ただしワインというものは世界中で造られているため、自分なりの香りや味わいに対する基準を作るのが先決です。したがって品種ごとに国の違いを見ていくなど、最初が大変なところです。
B絶対値はないのか? いつかは完璧が訪れるのか?
これはなかなかに難しく、“毎日毎日真剣にテイスティングを行なっていくと、最終的には品種や銘柄やヴィンテージなどがわかるようになってくる”と私も言いたいのですが、実際にはかなりの精度が上がってくるとは思いますが、最近の醸造技術の世界的な発達や、やはり人気のある、売れるワインに対しての需要が多くなってきていることで、どうしても上質と呼ばれるワイン自体が似てくるんですね。その中でも飛びぬけた個性が発揮できるようになると、偉大なワインと呼ばれるようになるのですが、それらのほぼ無限大とも思われるワインすべてに対しての完璧は訪れることはないでしょうし、それでこそワインをテイスティングしていく楽しみが尽きない部分ではないかと思います。
C上達の方法について 比較試飲、同時に何種類かを比較することが近道
毎日たくさんのワインを並べておいて右端から飲んでいくというよりも、品種をそろえて、国ごとの違いを身につける、その後で、より細かい造り手やヴィンテージの違いに入っていかないと、まとまらなくなるんですね。
あまり焦らず、やる気のありそうなワインショップを見つけて、まずは品種の個性が発揮されているであろうワインを購入するところから作業は始まります。友達同士で3000〜4000円くらいまでのワインで品種をそろえて持ち寄ってブラインドで飲んでみるなど、種類を飲むことも大切です。またレストランに行った際に「すっきりとした感じのグラスワインをできれば違うものでください」という頼み方をすることで、自分自身では発見できなかったタイプのワインにめぐり合うことができるかもしれません。
こう考えていくとワインテイスティングというものは、終わりがなく、突き詰めるには大変ですが、ライフワークとしてなら、終わりのないワインを楽しみに少しずつ飲んでいく、そしていろんな人の意見を聞くことで、自分自身の経験の幅が広がるという、この続けることがテイスティングの中で、最重要ではないかなと思います。
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